2017 CAMPAIGN: DESERT STORIES



オリバーピープルズは1987年の創業以来、ものづくりへの真摯な姿勢、職人達の卓越した技術、時代に左右されない真のラグジュアリーへの追求を反映した印象的なキャンペーンやイメージを展開し続けてきました。創業30周年の記念すべきキャペーン、デザート・ストーリーには傑出した写真家として知られるピーター・リンドバーグ氏を起用しました。幅広いキャリアを持つリンドバーグ氏は、人間の本質を映し出すようなポートレートを通して、全く新しい美の基準を打ち立てた先駆的な存在でもあります。リンドバーグ氏はこのデザート・ストーリーにおいて描かんとされる、カリフォルニアらしさの根源に目を向け、再発見することでその世界に新たな拡がりをもたらしました。

30周年記念キャンペーンのデザート・ストーリーのシナリオは、アメリカ南西部に広がるモハーヴェ砂漠を舞台に、4人の男女が路傍に佇む廃れた食堂を発見するところから始まります。キャストにはオリバーピープルズが築いてきた遺産と、ブランドが持つヴィジョンを体現するモデル達。90年代に人気に火がついたモデルのアレックス・ルンドクヴィスト、編集業界には無くてはならない存在のジャック、ボブ・ディランを祖父に持つ新人モデルのリーヴァイ・ディラン、そしてファッションアイコンのアンバー・ヴァレッタはこの豪華なキャスト陣の中心人物として採用されました。そしてヴァレッタは彼女のキャリアの中で幾度もリンドバーグ氏のモデルを務めたスーパーモデルの一人。その経験を通して両者が共感し、共有してきた感性はこのイメージから明白に見てとれるはずです。

絵画のようなヨシュア・ツリー、印象的な山々の稜線、雲がつくる空の揺らぎはモノクロームのイメージに映画のような繊細な陰影と奥行きをつくりだしています。砂漠を彷徨う一行が忘れ去られたオアシスを発見するシーンを見た者は、この物語に心奪われ、思いを馳せることでしょう。彼らはどこから来て、そしてどこに向かうのか。好奇心に突き動かされるままに、道無き道を進み、その道程に待ち受ける目も眩むような素晴らしい光景が忘れがたい記憶となって紡がれていきます。デザート・ストーリーはカリフォルニアに生きる人々の内に秘められたそんな冒険心を閉じ込めたショートムービー。流行に左右されることなく、我が道を貫くこと。その精神はオリバーピープルズの哲学の中にも色濃く反映されています。